ホーム > 避妊・去勢について
毎年数多くの子犬や子猫たちがもらい手が見つからず、不要だからというだけの理由で捨てられたり、殺処分されています。
これ以上不幸な子犬や子猫を作らないためにも不妊手術をお勧めしています。
捨て犬や捨て猫は動物愛護法に違反する上に、公衆衛生上も多くの問題を起こします。
手術の時期は乳歯が生え換わる6カ月前後から可能です。
健康なワンちゃん・ネコちゃんであれば、まず心配のない手術です。
一般に女の子の手術を避妊手術、男の子の手術を去勢手術と呼びます。女の子の避妊手術とは卵巣や子宮を外科的に取り除いてしまうことで、卵巣と子宮の両方を摘出する手術が主流となっています。(当院でも両方摘出しています。)男の子の去勢手術は精巣を摘出します。
女の子では発情がなくなります。欲しくない仔を生む恐れがなく、また高齢になってよくおこる子宮蓄膿症になる心配がなくなります。2歳までに手術をした場合には、女の子によくみられる悪性腫瘍である乳がんにかかる割合も極端に減少するといわれてます。男のワンちゃんでは女の子の発情に反応して騒ぐことがなくなります。また高齢になっておこりやすい前立腺肥大症や会陰ヘルニア症などがほとんどなくなります。
男のネコちゃんでは外出する回数が減り、喧嘩をしてくることも少なくなります。あちらこちらにスプレーすることもなくなることが多いです。
去勢手術を受けたオスは体型が丸みを帯びやすいことは確かです。しかし、太りすぎるのはカロリーをとりすぎた結果です。不妊手術を受けても太らない犬や猫もいます。
気の荒い男の子が手術後におとなしくなることはあるようです。女の子では手術の前後で性格に変化が起こることはほとんどありません。また、手術が原因で知能が低下するようなことはありません。
手術は全身麻酔と無菌操作を必要としますからそれ相応の費用がかかります。しかし、不妊手術は社会に対する貢献の意味もあり、他の手術に比べ費用は必要最低限に抑えています。
不妊手術には菰野町、四日市市ともに助成金交付制度があります。(ワンちゃんでは狂犬病予防注射がしてあることが必要です)手術を受ける前に、菰野町役場環境課、四日市市市役所生活環境課、または市民センターにて手続きを行ってください。